難関の試験をクリアしてマイスターに
2009年にシニアテクニシャンの資格を取得しましたが、その上のマイスターはハードルが高すぎて断念していました。7年間、諦めていたんです。しかし、メカニックとして続けていくなら、マイスターにならなくてはと挑戦を決めました。
マイスターになるためには段階があります。まず筆記試験。それに合格すると次は実技試験。それをクリアすると、マイスターの試験を受けるための研修があり、その後、マイスターの本試験となります。長い準備期間でしたが、2019年に一発で合格することができました。
すべてのモデルを把握するために日々勉強
メカニックとしてBMW一筋にやってきました。BMWはメカニックとしても魅力的です。他のメーカーより先を行く、最先端の技術がたくさん搭載されている。
自動運転についても、ニューモデルが出るたびにシステムがどんどん進化しています。
マイスターはそうした技術を、すべて理解してなければなりません。マイスターの資格を維持するために、毎年実施される試験をクリアしなくてはならず、そのためには、ニューモデルもすべて把握していく必要があります。毎日が勉強です。
マイスターの頂点を目指して
マイスターの資格は取得しましたが、これがゴールではありません。マイスターの頂点を競うコンテストがあるんです。マイスターの研修の時に聞いた話では、相当レベルが高いらしい…。マイスターになったとはいえ、世界中のマイスターの中では、私などまだまだです。
マイスターのコンテストで優勝するのは、かなり高い目標ですが、負けず嫌いなので、いつか挑戦してやろうと思っています。そのために磨いた技術が、お客様のためになると思うのです。
お客様の期待以上の作業を心がけて
心がけているのは、”常にお客様の期待を超える”にこだわり、作業することです。今の自分ができる100%があるなら、次は120%を目指す。それができるようになったら、またその上を目指す。そのために、日々技術を磨いて、レベルアップしています。
常にお客様の期待100%を上回る120%の仕事でお応えしたいという思いを持っています。